昨日から正倉院展. ラジオウォーク以来の奈良。今年はまだ二回目.
まず般若寺へ。コスモスは盛りをすぎていたが, けっこうきれい. 以前見かけた自動鐘搗き器がなくなっていた. 特別公開の仏様を見たあと, 奈良豆比古神社へ. 天然記念物の樟の巨木を拝む.
神社を出て東大寺に向う途中, 雨がぱらぱら. 上村牛乳で牛乳を飲んで, 少年刑務所を見て, 東大寺大仏殿へ. 東大寺ミュージアムとの共通券を買う。
東大寺ミュージアムへ。興福寺国宝館に比べると、おおらかに展示してあるが、ちょっ とものたりない.
ミュージアムを出て県立美術館へ. 「磯江毅 = グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの鬼才」を見る。リアリズムに徹するとシュールリアリズムに通じる. パンがお いしそう。リアリズムがきらいと思っていたが, 磯江氏の作品は, 結構気にいってしまった.
その後, 興福寺三重塔特別公開へ. ちょっとものたりない.
いよいよ博物館へ. 正倉院展. 今年は伎楽面が多くたのしめた. 仏像館に寄ってから, 興福寺の中を通って三条通りへ。
山崎屋で新物の奈良漬を買い、中谷堂で草餅を買って食べる。今西臨時休業
いつものように, ぐー621 で一杯飲んでから, 豊祝へ。地下の近鉄奈良駅でも Soft Bank 電波が届くようになっている。いつも通り, 丹波橋を寝過してしまう.
文化博物館へ「京の小袖」展を見に行く. 前期・後期に別れた, 前期の初日. 着物着用の人は無料, 着物関係のイベントも同時開催, ということで着物を着た人がやたら多い. 若い男の子も着物を着ている. 現代の着物の前身が江戸時代までの小袖ということらしい. 結構派手な文様の着物が多く, 昔は派手好みだったようだ. ワビサビ風の小袖はなかった.
この日は, 国民文化祭の初日でもあり, 京都芸術センターに「Colors of Seasons」を見に行く. 京都芸術センターは初めてなので, いろいろとまどう. 高橋治希と大船真言の二人展なのだが, 高橋の磁器による作品は, もうひとつだった. おめあての大船の作品は, 悪くはなかったが, 感動することはできなかった.
上野の旧東京音楽学校奏楽堂で開かれていた「立原道造展」と, 西洋美術館の「ゴヤ展」に行った.
立原道造の詩は読んだことがあるが, 建築家としての道造や, 絵の世界については初めて触れることができた.
ゴヤ展では, 着衣のマヤ, が大目玉のようだが, 裸のマヤの方を見たかった.
ちくま日本文学「三島由紀夫」読了.
はじめて三島由紀夫の文章に接する. 小説・戯曲類はつまらなかった. 雑文類は, そこそこおもしろかったが, いろいろ鼻につくところが多い.
北穂高以来山に登れていない. 今日も天気はもう一つのようだ. 午後の方が天気が良さそうなので, 13:00 すぎに比叡山に向け出発. 遅い出発なので, ガーデンミュージアム直行. 親鸞承認旧跡からケーブル駅まで 59 分.
園内は, 花がだいぶさびしくなっている. 下りは, ゲートを出てから, きらら橋まで 53 分. まずまず.
ひいらぎ神社に寄って帰る.
雨が降りかけているなか, 美術館に着いて, まず, 庭園を一周して見て廻る。
入館して最初の部屋は、夙川公園で開かれた「架空通信展」のコーナー。 須田剋太の「作品 1963 白」(1963) と、津高和一の作品以外は面白くなかった。 須田剋太の作品は、全くの抽象画。
二階が津高和一の作品展。1959 - 1963 ごろの作品が、1996 年の時に印象に残っ たものだった。ただ、その時、気に入った作品が今回出てなかったのは、ちょっ と残念。後期の作品も、嫌いでない。どの作品も、どこか、しっくりした感じ がしたり、ほっとして安心して見ていられる。
大阪市現代美術館準備室と国際美術館の共同企画. 今まで見た作品が多く、安心して見れた。
二階の展示. こちらの方を期待していたのだけど, もうひとつだった。映像作品は、主張を押し付けてくるかんじ。ただ、何となくわかる。ライオンが吠えるのはなぜか、は全然 わからない。
10 月 22 日, 今日は国際美術館と大谷美術館のはしご. まず, 国際美術館で「世界制作の方法」.
青木陵子+伊藤存「9 才までの境地」、ドローイングはあまりおもしろくないが、 Video 作品は、なかなかかわいくてよかった。
金氏徹平「白地図」は、おもしろかった。身近なものを並べて、白い粉で覆う ことで、全く別の世界が広がる。
クワクボリョウタ「10 番目の感傷」いちばん気にいった。N ゲージの機関車の 先頭に着けられた LED 照明 (左前方を照らす設定のようだ) により壁面に照し だされる、木片、ざる、時計、洗濯ばさみ、など、これも日常的なものを配置 した外界。プラネタリウムのような、なつかしさ。海辺の景色から、最後の都 市へといたる様々な風景。はやおも、線路を引いて、機関車を走らせて、いろ いろな物を配置して、遊んでみたい。
10 月 15 日, 高島屋へ日本伝統工芸展を見に行く. 陶芸だけでなく, 染織も気になってきた.
西穂高から槍ヶ岳のうち, 穂高岳山荘から北穂高小屋へのコースだけ行きそびれていた. (逆向きは西穂・奥穂の予行演習で二年前に通った). 昨年 9 月にトライしたが悪天候で穂高岳小屋から涸沢に下山, 今年 9 月も台風の関係でバスをキャンセル. 三度目の正直と, 最悪の秋の連休と思いつつつ, 10 月 9 日の「さわやか信州号」で上高地へ.
久し振りに沢渡で乗りかえ. 6:45 ごろ上高地を出発, 岳沢へ. 今回はちっともペースが上らない. 重太郎新道, 吊り尾根, 奥穂高へ. ここから先は北面のトラバースなどがあり, 7 日に降ったという雪が凍結していたりする. なんとか無事穂高山荘へ到着. 10 時間近くかかってしまった.
去年は, 前半雨, 後半もガスの中だったけど, 今年は天気は文句なしだったので, 景色が良く見えて初めて登る道のようだった.
穂高岳山荘, ふとん一枚に二人という事だったけど, 最後の客をつめこむ部屋だったせいで, 満員にならず, ゆったりと寝ることができた.
翌 11 日は北穂高へ行くだけなので, ゆっくり出発すればよい. 7:30 出発. 前回逆コースの時と違って, 多くの人たちとすれ違った. 早く行く気がないので, たいてい先に行ってもらった. 凍結した雪も, ところどころ残っていて, 緊張した. 北穂高小屋には 12:00 ごろ到着. かなり時間がかかっている. 途中, 父親に連れられた小学生が軽快に下っていくのと出会い, その小学生ぐらい軽快に歩けたらなあ, と溜息をつく.
小屋についてからは, ラーメンを作り, 生ビールを飲んで休憩したあと夕食まで昼寝. この日も良い天気だった. 昼寝中は曇っていたらしいが. 連休最後の日なので, 小屋は結構空いていたようだ.
最後の 12 日. この日も朝は快晴. 朝食後, 6:00 前に出発. 鎖場までは結構慎重に下りる. 南稜取り付きのあたりで, 来年予定している東稜へのトラバースポイントをチェック. 涸沢小屋に 8:00 すぎ到着. 休憩なしで横尾方面へ. 前日までは大変な混みようだったそうだが, 連休を一日ずらしているので, 追いこしたり, 登ってくる団体とすれ違うのはそれほど苦労しない.
12:00 すぎバスターミナル到着. 12:30 のバスで平湯へ.
これだけ良い天気にめぐまれたのは初めて. 山小屋も, それほど混んでなく, 気持ちの良い山行だった. ただ, 体力が落ちていて, 登りに時間がかかるのが残念.
10 月 2 日, 天気が良いので, また比叡山へ. 今回は 11:00 に出発. 今日のペースは, なかなかよかった.
毎日新聞で紹介されていたイグナシオ・カルレス=トルラ展を見にギャルリー宮脇へ行く. いわゆるアール・ブリュットとして紹介された画家. 先代の店主さんが, お客さんにいろいろ説明していた. 病院で働いていた人だそうだ. 絵は、おもしろいけど, もひとつ感動しなかった.
武奈ヵ岳からの帰り, 京都駅の「えき」で「萩須高徳展」を見る. けっこう人が多い. パリの風景画には, ちっとも感動できない. マチエールが変っていくけど, ほとんど同じ調子の絵を描き続けている. ちょっと気にいったのは運河の絵. ベネチアの絵を見て, 水があると, 絵に動きがでて, 良く見えるようだ.
25 日, ほぼ二ヶ月ぶりに武奈ヵ岳へ行く. 頂上まで 2:05, ちょっと時間がかかりすぎ. 頂上では, ガスと風がひどいので, さっさと食事をして出発. 天気がもう一つなので, わさび峠には戻らず, 中峠へ向う.
中峠から金糞峠間は, 予想通り荒れていた. それにしても 40 分は時間がかかりすぎ.
峠でコーヒーをいれて飲んで休憩. 正面谷への下山, 青ガレから先で, 古い自動車道の方へ入ってしまう. 人が通っていない道なので, 蜘蛛の巣だらけで閉口.
いつものように, 比良駅前の一休で, おでんとビール.
岡崎のシュマンで今日から開催の, 浜坂尚子展「光とかげ … 白」へ行く. ほとんどが, 白い磁器の作品. 光沢のあるのと, マットの二つの釉薬の作品がある. パステルカラーのちょっと幻想的な色彩が持ち味の作者が, 白だけの作品の個展を開いた.
印象派が主体の展覧会. メモを紛失. 印象派は苦手だということを再確認.
23 日, 北鎌以来の山. 昼すぎから比叡山へ. まあまあのペース. 展望台からは白山も見える. 下りは, 思ったより遅い.
岡山に来たのは, Madhura のライブへ知り合い夫婦を連れて行くため. 夫の方が合気道の練習に行ったので, 別の夫婦が同席して, 4 人で会場, デストラーデへ.
開場時間に着くと, だれも客がいなず, がらんとした客席. 台風接近中のせいなのか. それでも, ちょっと寂しい.
二組のペアの演奏で, ちょっと気落ちしていたあと, Madhura が登場. ここからは, さすが Madhura という演奏で, 一緒に聞いてくれた三人も満足してくれて, ちょっと安心.
19 日, 岡山に行く. 時間があるので, いつものように美術館へ行く.
こじんまりとした美術館. 「没後 30 年 森谷南人子」をやっていた. 岡山の画家のようだ. 初期は油絵, その後, 日本画. うねうねした線が特徴. 人物には表情がない.
常設展「岡山の美術」特別展示として, 山崎治雄の写真, 岡山の仏像, を展示していた. 仏像を, 恣意的な光を当てたりして撮影している.