むだばなし

「街道をゆく」シリーズ須田剋太挿絵原画展

小倉遊亀展に行く途中に, BB プラザ美術館というのがあり, そこで「震災から 15 年, 神戸を想う」というテーマで展覧会をやっていて, 今は, 須田剋太展をやっているのを知った.

小倉遊亀展の帰りによってみた. この美術館も, 入口がよくわからない造りである.

須田剋太は, 奈良の元興寺へ衝立に画かれた絵を見に行って衝撃を受けた. あと, 京都のどこぞの料理屋にかざってあった. それ以来気になる作家である.

街道をゆくの挿絵は, けっこう見ているけど, 今回始めて原画を見た. だいたいグワッシュ画で, 結構細かく描いてあるものが多い.

2010-03-21 15:12 · 0 コメント

小倉遊亀展

「没後 10 年 小倉遊亀展」を見に, 兵庫県立美術館に行く. この美術館も三度目か四度目なので, わりとスムーズにたどりつけた.

2005 年 10 月, 京都高島屋で「生誕 110 年記念小倉遊亀展」で, 始めて小倉遊亀に出会った. その時の感想が残っている. 「びっくりした。息苦しいくらい健康的。静物画でも、梅も桃も、茶碗も、みんな生き生きと自己主張。なんの変哲もないようで、日本画の静物画の中で特異な絵だった。とくに 60 過ぎてからの作品がよかった. 」

その後, 滋賀県立美術館の常設展で, まとまって作品を見た.

今回は, 個人蔵の作品も多く, ごく初期の作品や, 晩年の静物画が多く展示されていた. すがすがしい, 健康的, 背景・画面分割の妙, などと出展作品目録にメモしていた.

静物画はあまり好きではないのだけど, 小倉遊亀の静物画には抵抗感がなく, 見いってしまった. 105 歳の作品もよかった.

2010-03-21 14:55 · 0 コメント

NHK FM 番組改編

恒例の春の番組改編

このところ, 二年置きに大きな改編が起るのが起っていたけど, 今年は, 去年の改編に続き, けっこう変ってしまう.

ライブビートが月一になり, 曜日も変ってしまう. 「渋さ知らズ」や「湯川潮音」に出会った番組なので残念. 各月最終週の BBC ライブは当然なくなると思うので残念. もう貴重な録音が残っていないということか.

「World Music Time」 も, 日曜朝に変更になって, 一年で, 日曜深夜に変更になった. 後番組としては「吹奏楽のひびき」が 15 分伸びて収まる. 「能楽鑑賞」のあと, 8:00 - 8:15 が空くけど, ニュースでも入るのかな. 時間の関係で途中からの放送の多い能楽鑑賞が一時間番組になるのかもしれないな.

2010-03-17 15:13 · 0 コメント

絵画の庭

久しぶりの美術館行き. 国際美術館で, 「絵画の庭 – ゼロ年代日本の地平から」を見に行く. 28 人の 2000 - 2009 年の作品 (一部, もっと古い作品も含まれている) が展示されている.

はまぐちさくらこ: ポジティブでパワー全開なんだけど, ちょっとつらい.

草間彌生: なんか, 小綺麗で, おとなしい感じになってきている.

厚地朋子, 小沢さかえ, 後藤靖香, 小林孝亘, 町田久美, 村瀬恭子あたりが気にいった.

男性作家はなんか頭でっかちな作品が多い気がする.

2010-03-07 13:33 · 0 コメント

こだわり人物伝, 高田渡, 森有正

NHK テキスト, 「こだわり人物伝, 高田渡, 森有正」読了.

なぎら健壱の高田渡の話もよかったけど, 片山恭一の森有正の話がよかった.

残った生をどう生きるか, 生きたくないか, 思い悩んでいる私にとって, 森有正のストイック (?) な人生哲学から学ぶものがあるかもしれないという気になった.

2010-03-03 15:16 · 0 コメント

西穂高独標

2 月最後の週末「西穂高独標と雪上講習」というガイドツアーに行ってきた.

ちょっと前の天気予報では, 土曜は低気圧が通り, 荒天 (読みだけだと, 好天と同じだ). 日曜は回復. だったのだけど, 土曜の低気圧が早く通りすぎ, 土曜は快晴.

西穂山荘まで快適. 丸山でアイゼン・ピッケルワークなどを教えてもらって, きれいな雲海を見て (雲海の下は, 雨なんだろうか), 満足な一日.

日曜は, 反対に次の低気圧の通過がゆっくり気味で, 吹雪の中を独標へ向う. 稜線では風がきつく, ちょっと大変. 独標頂上付近で天候がおだやかになり, 頂上では, 360度パノラマが見わたせる. でも, 下山時には, また天気悪くなる.

ガイドさんも, パートナーさんも良い人で, 楽しい山行だった. 岩稜帯の冬山入門は終ったので, そのうち, 中級の西穂高岳へトライしたい.

2010-03-03 15:10 · 0 コメント

雪の武奈ヵ岳

先週は, 結構冷えこんで, 土曜は京都でも雪. というわけで日曜に武奈ヵ岳に行く. アウターパンツをザックに入れ忘れて家に取りに帰ったりしたけど, なんとかバスに間にあう.

京都も一面の雪景色. バスは大原でチェーンの装着したため, 坊村へ着いたのは 9:12 ごろ. このあたりは, 一面の雪で, 除雪車も出ていた.

準備に手間どって 9:35 ごろに出発. まだ冬靴に足が慣れない. 御殿山でアイゼンをつける. 13:05 に武奈ヵ岳頂上. えらく時間がかかってしまった. 頂上の積雪量は, そ

天気予報では, 午後から晴となっていたのだけど, 頂上に着くまでは, ほとんど曇り. でも頂上に着くと, ちょうど晴れてきて, 琵琶湖対岸の山まではっきり見える.

ちょっと休んでから八雲ヶ原へ向う. 道が不安なのでついていってもいいですかという, おばさんと一緒に行く. 去年と違ってトレースがしっかりしているので, あまり問題ない. 14:10 八雲ヶ原へ到着, そのまま北比良峠へ. 14:35 ケルンのある広場到着. アイゼンをはずして, 食事. その後ザックの整理をして下山開始.

アイゼンなしだとけっこう楽. 15:50 大山口. いつもと同じペース. ここまで, しっかり雪があった. ここから先は一人になる. 16:45 一休に到着, 満員で席がない. 16:55 の電車に乗る人たちが出ていったので, ゆっくり座れるようになる.

それほどの大雪でもなかったので, 琵琶湖側にちょうどいい時間に着けた.

2010-02-08 08:33 · 0 コメント

天の夕顔

中河与一「天の夕顔」新潮文庫, 読了.

知りあいの常連の飲み屋のママさんが気に入っているというので, 読んでみた.

解説が保田与重朗というので, 「ちょっと」, という気がした.

時代が違うのだろう.

男も女も, 近松の登場人物のほうが, よほど素敵だ. (近松の登場人物がいいと言っているわけではない). 女性が 5 年だけ待ってというところが核心か?

でも, まる 5 年待った 1 日前に女は亡くなってしまって, 結論をうやむやにしてしまう. その後は, 男の夢ものがたり.

とにかく, 読んで, 残念ながら感激はできず, あちこち不愉快な思いをした作品であった.

2010-02-05 14:44 · 0 コメント

ぼくたちが聖書について知りたかっこと

池澤夏樹「ぼくたちが聖書について知りたかっこと」読了.

「ぼくたちが」, と書いてあるが, 「ぼくが」ということだろう.

ユダヤの人の話とか, 元になったいろいろな「書」が, いろいろ翻訳されていくことにより, 意味が変り, 意味を確定していったということが, 印象に残った.

2010-02-03 14:47

手提げかばん

昨日の帰り, 何を思ったか, 京阪の神宮丸太町で降りてしまう. おかげで, 最終の叡電に載れなくなった. ホームに降りて, 気がつくと, またまた手提げかばんがない. いつから無いのか覚えていない.

職場には無かったので, 持って帰って, どこかで忘れた. 北大阪急行, 御堂筋線, 京阪と, わすれもの係を尋ねあるき, 京阪にあった. 感謝.

2010-02-03 09:58 · 0 コメント

パラグアイ・アルゼンチン・ブラジル 2009-2010 その 1

パラグアイにいる娘を尋ねて, 年末年始, 南米に行った. これは, その個人的忘備録.

成田 - 仁川 - ロス - サンパウロ - アスンシオン, という行程でパラグアイへ.

タクシーで京都駅, のぞみで品川, 品川から成田 EX, で成田空港へ. 17:00 の大韓航空の便なのだが, 早めに空港に着いてチェックイン. それでも, 仁川 - サンパウロ便は通路側の席が取れず. 成田 - サンパウロが大韓航空, その先が TAM でチケットは別れているのだけど, 荷物をアスンシオンまで届けてくれといっても, サンパウロまでしか送れないといいはる. 電算化されて今では, 問題なくアスンシオンまで届ける手続きが出来るはずなんだけど, 大韓航空なのか, カウンターの係員なのか, 駄目駄目である.

成田では早めに出発エリアへ入る. セキュリティ検査はたいしたことない. ビールでも飲んで時間をつぶそうかと思うと, マクドナルドと軽食屋 (うどん等) の二軒しか店がない. これではアジアのハブ空港になれそうにない. でも, マクドナルドのコーヒーは安かった.

これから, 機内食 6 食の試練が待ちかまえているのだった.

機内食を食べて仁川へ. ここの出発・乗り継ぎエリアは立派だった. ビールが飲める店は少いが, 飲食店もけっこうある. さすがアジアのハブ空港を標榜してるだけのことはある,と, この時は思った.

搭乗前に手荷物検査. US 便は扱いが違う. 機内食二食, ワインなどばかり飲んでいるうちにロスに着く. 両側にけっこう体格のいい東洋系の人が座っている真ん中の席で, けっこうつらかった. 機内食二食は, 韓国風のものを選んだ.

米国は乗り継ぎでも入国審査をしないといけない. 20 年ぶりの米国なので入国カードの記入間違いで大韓航空の人の手をわずらわす. ロスの乗り継ぎロビーは, 成田より, さらに侘しい.

ここでも, 機内食二食してサンパウロへ. ここでは韓国風のメニューはなかった. 牛か鳥ぐらいのチョイス. 通路側の体格のいい人はそのまま, 窓側は空席になったので結構楽になった.

ロスからはワインのおかわりもあり, ごきげんでサンパウロに着く.

2010-01-25 14:47

八雲ヶ原

12 月から山に登れてなく, 来月には, 西穂高小屋に行く予定なので, 足ならしに比良に行くことにした.

出発が遅いので, 8:59 比良駅着. アイゼン, ピッケル, わかん, と冬装備. でも北比良峠手前まで雪はそれほど多くない. 北比良峠先の広場で休憩. ここも半分以上雪がない.

八雲ヶ原方面は雪があるので, アイゼンをつけてちょっと一周して下山.

例のよって駅前の「一休」で一杯. 武奈ヵ岳の頂上も 20cm ほどしか雪がないそうだ.

2010-01-25 04:47

竹久夢二展

土曜日, 高島屋に行ったついでに, 招待券を持っていた「生誕125年記念 竹久夢二展 - ふたつのふるさと ふたつのコレクション」を見る.

夢二の作品をまとまって見るのは初めて.

会場はかなりの人出だった. 特に, かなりお年を召した男性が結構来ていた.

2010-01-25 04:32

アイヌの美

木田安彦の世界を見にいったついでに, 本館でやっている,「アイヌの美 カムイと創造する世界」も見る. ロシア民族学博物館所蔵のサハリンや北海道で収集されたアイヌ関係の収集品の展示が主. 工芸, 衣服の展示が大く, 見学者の大半は女性だった. みな, 生活のために必要なものを作っていただかなのだけど, どれも意匠がすばらしい.

2009-12-06 11:40

木田安彦の世界

土曜に, 京都文化博物館別館へ「木田安彦の世界」を見に行く. 木版画〔西国三十三所〕三十六点, ガラス絵〔日本の名刹〕三十点が展示されている. まず木版画の原画の原寸大写真, 版木, 版木の彫り終り状態の原寸大写真が並んでいる. そのあと西国三十三所の木版画, みな 1/100 と書いてあるので, 100 部刷ったのだろう. 番外が三個所あるので三十六枚. 実に細かく彫ってあるものが多い. 色使いは, 墨絵調のもあれば, 大胆なものと変化に富む.

ガラス絵のほうは Panasonic 電工のカレンダー用のようだ. 2005年 - 2009 年作の 30 枚が展示してある. 2010 年版のカレンダーはパナソニック電工クリエイツから買えるようだ.

2009-12-06 11:28

CRUX

今日は CRUX.

一時間かけて水色は大分いけるようになったが, そこで筋力使い果し. その後は惨憺たる結果で, がんばることなしに, 腕の力, 握力をきたえるには, どうすればいいだろう.

2009-12-03 16:22

源氏物語 5

大塚ひかり全訳「源氏物語 5」ちくま文庫, 読了.

御法、幻、(雲隠)、匂宮、紅梅、竹河、橋姫、椎本、総角、早蕨.

いわゆる「宇治十帖」のはじまり.

いびつな所はあるけど, スーパーマンでない人間の話となり, 少しは思いいれて読めるようになった.

2009-12-03 16:00

リボ払い, 利率改訂

T クレジットカードのウェブページを見てみると次のようなお知らせがでていた.

1 T カード規約第8条2(1)で定めるショッピングでのリボルビング方式における手数料率を次のとおり改定させていただきます。

■改定内容について
  【改定前】 実質年率9.6% →【改定後】 実質年率14.4%
   改定日:2009年12月1日(火)より

■改定後の手数料率の適用について
  ご利用日にかかわらず、2010年1月14日(木)時点でのショッピングリボ残高に対して改定後の手数料率を適用させていただきます。 なお、新手数料率による最初のお引き落としは2010年2月4日(木)となります。

きっと小さい字で書かれた定款のどこかに, カード会社の都合で, 利率はかってに変えられると書いてあるんだろうな. リボ払いというのは, どの時点で, 貸金契約が成立するのか不明だ. 消費者金融のほうが, ましだ.

2009-11-29 10:05

比叡山

たぶん今年最後の比叡山登山. タイムは前回とほぼ同様.

ガーデンミュージアムの入場スタンプを貰うのもたいへん.

2009-11-28 13:39

やすたけまりさん

今日の毎日新聞の歌壇・俳壇のページに「黒猫文具店」という短歌が載っていた. 作者は, やすたけまり.

昔, こども達相手の人形劇を手伝っていた時, 一緒だったまりちゃんかなと思い, 検索してみると, どうもそのようだ. 当時から詩を作っていたけど, 最近は短歌はじめて, 新人賞も貰ったみたい.

2009-11-23 03:04
start.txt · 最終更新: 2011-07-17 14:04 by hn
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