今年 2 度目の比叡山行き. けちな事情の為, 6 月末までに 4 回, 11 月末までに 10 回は登る予定.
いつもは, 一週間分の食材を買い物してからの出発なのだが, 連休中なので, そんな必要はない. でも, いつもと 30 分程度しか早く出発できなかった.
それでも, 今日は多くの登山者と出会った. 子供連れがとても多く, 三四歳の子が元気よく登っているのに感心する. 登りのペースはそこそこ良いのだが, けっこうしんどかった.
つつじが丘のつつじはまだまだだったが, 頂上にあるガーデンミュージアムの桜 (山桜や八重の桜) は満開だった. 10 日ほど前に来たときよりも, 花はいっぱい咲いている. 前回一つも咲いていなかった本シャクナゲが, 満開とはいかないが, かなり咲いていて良かった. 比良のしゃくなげの蕾は 10 日前のここの蕾より固かったので, 開花はいつになるだろう.
登山道, ガーデンミュージアム, 共に, 結構な人出だった.
帰りの下りは, 膝への負担もいつもより少なく下れて, 快調に下れた.
連休だ. 5 月 2 日, 今シーズン初の比良登山. いつものように出町柳からバス, 坊村から武奈ヶ岳に行く. 出町柳につくと, 今まで見たことのないほどの人の列. 去年の 5 月 5 日は, あまり並んでいなかったのに. バス 3 台出してくれたので座れる. 3 台とも満員.
風がなかったが, 登りの時は, けっこう雲がでていたので, 快適に登れる.
しゃくなげの様子を見ようと, コヤマノ岳から金糞峠方面へまっすぐ向う尾根を進む. しゃくなげは, 芽もほんの小さく, 花が咲くのは, まだまだ後だ. しゃくなげのところから, 道がわからなくなり, 尾根沿いに, けもの道をなんとか進む.
金糞峠からしゃくなげ尾根を通るのはやめにして, 直接, 八雲ヶ原に出て, ダケ道で帰る.
今日は, 登りも, 下りも, 子ども連れに多く出会った.
国際美術館を後にして, 東急ハンズに買い物に行く. ついでなので, 隣りの, 大阪市立近代美術館 (仮称) 心斎橋展示室という長い名称の美術館に行く. 毎日 19:00 まで開いているのが良い. これも, ちょっと古めの現代美術の展覧会.
正延正俊の作品が, なかなか豪華で気にいった. 草間弥生の作品は, 他を圧倒していた.
昭和の日, 国際美術館に行く. ただで入れるのが今月一杯なので, この日しか行く日がなかった.
まず「ルノワール」展. 日本人ごのみのようで, そこそこの人出だった. ゴッホ展の時より多いかんじ. 実に多くの所から作品を集めて展示している. ポーラ美術館は別格としても, 日本の数多くの美術館にルノワールが蒐集されているのにびっくり.
次に「死なないための葬送 - 荒川修作初期作品展」. 理解も感動もできなかった. つまらないとも思わないが, おもしろいとも思えなかった. 感性がにぶいのか.
最後に「コレクション 1」, 副題に「荒川修作と 1960-70 年代の美術」とついている. 荒川修作の作品は 4 点. 初期作品展の作品よりは取りつきやすいが, やはり理解できない. 見慣れたものも多く, 好きな作品もけっこうあるのだが, フルクサスの系統の作品は, よくわからなかった.
奈良行きの翌日, 今年一回目の比叡山. いつものように, きらら坂を登る. つつじが丘では, ふつうのつつじは, 全く咲いていないけど, 山桜とみつばつつじがとてもきれいだった.
ガーデンンミュージアムも, そこそこ花が咲いていた. 本しゃくなげは, まだまだだった. 中国産のしゃくなげは, もう盛りをすぎていた.
まだ時間があるので, 奈良県立美術館に寄る. 金曜・土曜は 21 時まで開いているのがありがたい. 「M.C エッシャー展」をやっていた. エッシャーは写真では良く見るけど, 実物を見るのは, 多分はじめて. (数枚程度は見ているかもしれない).
ハウステンボス美術館所蔵ということなので, 長崎に行けば, いつでも見れるようだ. 良く見ていた絵が, 木版画だということを初めて知った. 版画のテクニックがすごい. 写真とちがって, 微妙な質感が, 見慣れた絵を別のもののように感じさせてくれた.
奈良少年刑務所写真展のあと, 奈良国立博物館で「大遣唐使展」を見る.
耐震工事中とかで, 会場の使い方が変則的. 新館が半分しか使えないので, 本館も使っての展示.
けっこう見応えがあった.
4 月 24 日, 奈良少年刑務所写真展を見に奈良に行く. 奈良少年刑務所へは二度ほど行った思いでの場所. もちろん中に入ったわけではなく, 外から見ただけ. 初めて出会った時は, ちょっと感動した. 般若寺に行く途中に寄っただけだけど.
奈良町の南の京終画廊という所で開催されていた. 行ってみると, 「知られざる名建築 旧奈良監獄・奈良少年刑務所の美」という長いタイトルがついていた.
とても小さな画廊で, 四角い展示室の四面に多きな写真が数枚ずつ展示されていた.一枚に数葉の写真がプリントしてあるので, CG 加工してあるのだろうか. いつも閉っている正門が開いているところを広角で取った写真がなかなか絵葉書風でよい. 棟ごとに部屋のドアの形が違っていたりして, けっこう凝った作りだ.
また, 般若寺に行くついでに見に行こう.
近代美術館を出たあと, 時間があるので, 高島屋へ, 「向井潤吉展」を見にいく. ただ券があったから.
観客は, お年寄が非常に多い. 1963・4 年あたりから類型化. 水面や雨に濡れた道など, とても表現が上手なんだけど.
4 月 17 日, 医者に行った帰りに, 近代美術館による. いつもは 4 階だけで開いているコレクション展の現代美術中心の拡大版. 友の会の会員だと何度でも見れる. 例によって, 作品リストはない. Web でも見付けられない. 国立美術館の中では, ここだけ置いてくれない.
一度は見たことがあるものが多かったがデュシャンの作品などいくつか初めてみるものがあった. クシシュトフ・ヴォディチコの部屋一杯のマルチスクリーンの作品も初めてみた.
やなぎみわ, クシシュトフケンジントンを, また, ゆっくり見れてよかった. やなぎみわは, だれかの作品に登場していたが, リストが無いので思いだせない.
青空文庫版, 岡本かのこ「越年」, 「快走」, 「とと屋禅譚」, 「呼ばれし乙女」, 「娘」を読む. とと屋禅譚を除くと, 若い女性の様々な心もちを, 共感を持って描いている. 文章も, 前回読んだ三作よりも, ずっと上手くなっている.
デパートでの展覧会は, 期間が短かいのが難点だが, 20:00 まで鑑賞できるところが良い. 難波高島屋へ「三岸節子展」を見に行く. 今日の勤務先からだと 40 分強で到着.
三岸節子の絵を見るのは, たぶん初めて. 名前は知っていたけど.
年を取るごとに, エネルギーの籠った絵を描いていくのがすごい. 渡欧以降の風景画は, どれも, 気にいったのだけど, 最後にまとめて展示してあった, トレードマークの「花」の絵は, 圧倒されて, 正視できない. 最晩年の絵も, 枯れた境地などというものでなく, エネルギーぎらぎらで, 圧倒された.
個人的嗜好としては, ちょっとおとなしめの風景画などの絵葉書を買って満足した.
ちょっと前だが, 青空文庫で, 岡本かのこ「脣草」と「明暗」を読了.
「明暗」といえば夏目漱石だけど, 今回は岡本かのこ. 夏目漱石の明暗も青空文庫で読んだ. まだ Palm が現役だったころだ. 青空文庫を PDA で読みたい, というだけで, 今 iPhone を使っている. 最初に買ったアプリが「i文庫」.
さて, 岡本かのこの方だが, 今, 青空文庫に続々と登録されている作品は, 男と女の関係をいろいろ描いているのだけど, どこか頭の中の世界といった風で, 読後感が悪い. こんな時期もあったんだな.
最近読んだ三作の中では,「明暗」が教条主義的でわかりやすい. でも, 小説としては, も一つ.
京都では, 昨日から開催している「長谷川等伯」展に行った. やはり「松林図屏風」が, 一番一番印象に残った.
人気のある展覧会は, 会期前半に行かないと, ひどい目にあうので, 二日目に行けたのはラッキーだった. (今週, 来週は用事があって, 本当なら, 3 週間目にしか行けないはずだった. )
東京では, 二日目でも大変だったんだろうな.
大塚ひかり全訳「源氏物語 6」ちくま文庫, 読了.
宿木, 東屋, 浮舟, 蜻蛉, 手習, 夢浮橋.
何とも形容しがたい. だめ人間のオンパレード. だめ人間は, 生身の人間の弱さ, つまらなさを代表している.
この 4 月からバロックの森も担当者が変ったようだ. ここ数年, 新進の古楽研究者たちが努めていたが, 3 月 29 日から, いきなり「礒山雅」氏の担当. 2 日の, 各パート一人ずつの「マタイ受難曲」を取りあげたので気がついた. 指揮者, 演奏者は違うが, 去年いずみホールで礒山氏の監修, リフキン指揮の演奏と同じアプローチ.
土曜も普通の放送で, リクエストアラカルトが日曜だけになり, 担当も, 女性の方に変った.
来週の担当者も新しい人で, ルネサンス音楽が専門のようだ. バロック以前の古楽に興味があるので, 期待がもてるなあ.
青空文庫で, 鵜殿正雄「穂高岳槍ヶ岳縦走記」, 岡本かの子「脣草」, 読了.
穂高岳槍ヶ岳縦走記は明治 42 年の登頂の話. この時代, 槍ヶ岳登山は結構一般的だったようだ.
岡本かの子だが, この時期の作品はちっともわからない.
青空文庫で, 岡本かのこ「高原の太陽」を読む. 今まで読んだ, かのこの本と雰囲気が違う.
吉本ばなな「不倫と南米」読了.
先々週の週末, 陶芸を生業としている, 友達のところに, ワインをぶらさげて行ってきた. 本当は, ブエノスアイレスで買ったワインを持って行くつもりだったのだけど, ブラジルで泥棒に取られてしまったので, 帰りの仁川の Duty Free で買ったチリワインであった.
年末年始の南米行きの話をしたのだけど, お酒を飲むといつもの事なのだが, ほとんど記憶にない. ワインがおいしかったね, と会話したことは覚えている.
その時, 「南米」つながりで (とくに, ブエノスアイレスの話が多い関係で, この本を貰ってきたのだった.
吉本ばなな (昔はバナナだったそうだけど) は, 「チエちゃんと私」, 毎日新聞で連載中の「もしもし下北沢」しか読んだことがなく, この二作は, かたりくちが似ていたので, ばななは, みんな, こんな風なんだと思っていた.
七つの短編から構成されているのだけど, はじめのうちは, (上記二作から思いこんだ) ばなな節だな, とか思っていた. 読みすすむちちに, つい三ヶ月ほど前に, そこに居た, 場所への描写 (いろいろな気がつきも含めて) に参ってしまった. 私の見てきた景色と, どうして, ここまで違うのか,.
というわけで, ばなな再発見, ファンになってしまいそう.
お彼岸というわけでわないけど, 22 日, 父の墓参りに行った. 去年の 3 月から, 一年ぶりの不孝ものである.
途中, 花屋で花を買う.もひとつ気にいったのがないので, 貧相になってしまった.
墓参りのあと, わら天神, 平野神社, 北野天満宮とお参り.
さすが, 桜の名所の平野神社, 早咲きの桜もけっこうあり, 数本, 見応えのある桜に会えた.