むだばなし

麻生三郎展

2 月 5 日, 医者に行ったついでに近代美術館へ寄り「麻生三郎展」を見る. この展覧会まで知らなかった作家だ. 入口で出会う「赤い空」は, 心にすなおに響く絵だ. しかし, 暗いモノクロっぽい色調の中に, 暗い赤がまじるという絵は, 色覚異常の身にとっては, なかなか見るのがつらかった. たぶん, 赤がもっと際だって見えているんだと思うのだが, ほとんどモノクロの中に埋没しているので, ただでさえ輪郭のはっきりしない絵が, ますますぼんにゃりとしか見えない.

デッサンが多数展示してあり, こちらは色に惑わされることがないので, よく見えた.

「ひとり」という絵には, (少くとも) 二人の人が描かれている. 一人で二人なのか, 二人で一人なのか.

後期になると, 人体がどんどん解体されていく. 肉の塊になっても, 人なのだろう.

2011-02-06 13:05 · 0 コメント

日高理恵子展 見ること

昨日, 医者の帰りにギャラリー 16 で, 日高理恵子展「見ること」を見てきた. 日高さんの絵は国際美術館で初めて見た時, とても衝撃をうけた覚えがある. 今回は, 大作の元になる写生画. 鉛筆で, とても細かく精緻に描かれている.

2011-01-23 11:34 · 0 コメント

問題があります

1 月 19 日, 佐野洋子「問題があります」筑摩書房, 読了. 佐野さんがエッセー集. 最近のものが多い. 死後出版されたが, あとがきは, しっかり載っている.

2011-01-23 11:28 · 0 コメント

逸翁美術館と小林一三記念館

1 月 15 日, 池田へ夕方から仕事があったので, その前に逸翁美術館と小林一三記念館によった. 逸翁美術館では, 2011早春展「古筆と平安の和歌 -料紙と書の美の世界ー」を開催していた. 一番苦手な「書」の展覧会だった.

そのあと, 小林一三記念館へ. 一三が暮していた家で, 前の逸翁美術館.

2011-01-23 11:25 · 0 コメント

小泉淳作展

1 月 8 日, 医者に行ったついでに京都高島屋に行き, 「小泉淳作展」を見る. 東大寺本坊の襖絵がメイン. あまり期待していなかったのだけど, とてもよかった.

2011-01-23 10:06 · 0 コメント

バッハ・コレギウムジャパン ヘンデル オラトリオ「メサイア」

いずみホールへ, バッハ・コレギウムジャパンのヘンデル作, オラトリオ「メサイア」を聴きに行く. クラシックのコンサートは, 去年, いずみホールの「マタイ受難曲」以来一年半ぶり. 今回は, 毎日新聞のプレゼントに応募してチケットが当ったので聴きにきた.

生で聴く「メサイア」は初めてで, 演奏もとても良かった.

ソロのアルト, 合唱のアルトの二人がカウンターテナーの人だった. オーケストラでは, やはり, 鈴木秀美のチェロがとびぬけている. いつも音楽の中心に鈴木のチェロがいる.

ソプラノのアーウェト・アンデミカエルさんは, 音楽に入りこんで歌っていて, やわらかい声のソプラノで, とても心地よく聴けた.

2010-12-26 14:18

ウフィツィ美術館 自画像コレクション

国際美術館へ「ウフィツィ美術館 自画像コレクション」を見に行く. 自画像を見ると, 何となく作者の心の中が覗けるような気がする. しかし, それは, こちらの思いこみだけなのだろう. 知らない作家が多かったので, この人は, こんな人かな, などと勝手に想像しながら見ていくのは, 結構楽しかった.

いつもの事ながら, 東京のみ展示作品が 8 点あるのは残念. 8 点中 6 点は女性画家. ただでさえ選ばれた女性作家が少いのに, とても残念.

ポスターにも載っている, エリザーテ・シャブラン 18 歳の自画像は, とても可愛い. 草間彌生は, 立体画のように浮きあがってきて, 迫力満点.

2010-12-26 14:00 · 0 コメント

ローズオニール キューピー展

武奈ヵ岳の帰りは京都駅で「えき」に行くのが習わし. 今回は, 誕生 100 年記念「ローズオニール キューピー展」をやっている. ちょっと逡巡したが見ることにする.

「キューピー」については, 子供のころ家にあったビニールの人形と, マヨネーズでしかしらなかったので, この展覧会は新鮮であった. 小さな羽がついていて空を飛ぶなんて知らなかった. ビニールのキューピーには羽はなかった.

2010-12-25 14:41 · 0 コメント

武奈ヵ岳

12 月になって, なかなか山に行けなかった. 25 日以降は時間がとれない. というわけで, 23 日に武奈ヵ岳に行く. 朝は雨でけど, 昼過ぎしばらくは晴という天気予報を信じて坊村へ向う. 坊村では, けっこう雨が降っていたので, 上下雨具を着けて出発. 雨具をつけると, なんだかペースが落ちて, 武奈ヵ岳山頂まで 2 時間 20 分かかってしまった. 山頂では晴れ間も見えていたのだけど, 風がきつく, すぐ八雲ヶ原へ下りる. 西南稜から先週の雪の跡がちらほら. ふだんは, コヤマノ岳方面へ行くので, イブルキのコバを久しぶりに通る. 八雲ヶ原で, 昼食をとって, さっさとダケ道を下りる. 昼からは天気が良いのかと思うと, 比良駅近くではしぐれてきて, 山は雨のようだ. そのうち虹が出て, また晴れてきた.

なんとか今年最後の山歩きができた. 24 日からは寒波がきたので, 26 日の日曜は, 気持ちのよい雪山登山ができたかもしれないが, 残念.

2010-12-25 14:30

ほんまもんでいきなはれ

村瀬明道尼「ほんまもんでいきなはれ」文春文庫, 読了.

奈良の行き付けの飲み屋の奥さんが気にいっているというので読んでみた.

読後館は, 複雑.

2010-12-18 12:43 · 0 コメント

激変! 日本古代史

足立倫行「激変! 日本古代史 」朝日新書 読了 ここ数年, 日本古代史関連の通俗本を読みあさっているが, 読んだそばから忘れるので, いっこうに, 個人的なまとまったビジョンが描けない. この本は古代史に興味を持ったルポルタージュ作家が, 本を読み, 識者に取材し, 著者なりの視点での選択の結果ではあるが, 複数の意見を併記してあり, そういえば, こんな意見, あんな意見もあったな, と思いださせてくれ, 自分なりに, 知識を整理しなきゃというトリガーになった.

2010-12-08 14:11 · 0 コメント

會津八一のうたによせて

奈良県立美術館は, 金曜・土曜は 21:00 まで開いている. 土曜も遅くまで開いてくれている美術館はあまりない. 観光客にとっては, とても助かる.

今回は, 平城遷都 1300 年祭特別展と銘打った, 「會津八一のうたにのせて - 奈良の古寺と仏像 - 」. 非常に地味な展覧会. でも, そこそこ観覧者がいた. とくに, 拓本類は, 実物より, 模様などが良くわかり, 興味ぶかかった. 飛鳥園の立ち上げに大きく寄与していたとは知らなかった.

根津美術館の観音像の修復の展示, 観音像はすばらしかったのはもちろん, 興味深かった.

2010-12-05 13:46 · 0 コメント

興福寺国宝館

奈良文華館から電車にのって近鉄奈良へ. 興福寺の国宝館へ. ここも今年, リニューアルオープン. いつも一時間待ちの状態だったが, さすが 1300 年祭も終るて 16:00 前では待ち時間 0 分の看板. リニューアル前と比べて, 劇場性がずっと増している. ガラス越しに, くすんでしか見えなかった阿修羅さんが, ガラスの隔りなしに, 暗い空間の中に, 五つのライトに照らされて浮びあがる演出は, 多くの人がここで立ち止まって人の流れが止らせてしまう.

2010-12-05 13:30

大和文華館 50 周年リニューアル

日曜美術館で大和文華館が開館 50 周年を向かえ, リニューアルオープンし, 記念名品展を開催しているというので, やっと来れた.

11 月 14 日までの前期と, 後期に分れていて, この日は後期. ほとんど入れかわるので, 両方に来るべきだったが, 気がついた時は, 前期がほぼ終っていた.

大和文華館へは三度目。砂利道が舗装になっている. 今まで気にも留めなかった庭を先に見てまわる、13:57 ごろ入館。14:00 から学芸員による作品解説が開始。耳だけは解説に向けて、空いている作品を見てまわる。解説はけっこう長く、一時間では終らなかった.

館内は、とてもきれいな感じになっている。ただ、ガラスの反射は前よりひどくなった気がする。自慢の竹が、つねに映っている。

展覧会用の眼鏡と単眼鏡を忘れてきたのが残念. 始興, 応挙などがよかった.

ベランダの池越しに山が見える、140 度の方向。春日山ではないだろうから、三輪山だろ うか。

前回来たときも思ったけど, 贅沢な空間の使いかただ.

2010-12-05 12:41 · 0 コメント

中野美術館

大和文華館のリニューアル展を見に学園前へ. 時々しか開いていない中野美術館の開館日に合せて, 4 日 (土) に行く. T と来たのはいつだったろうか. 美術館の前までは三度目だが, 閉館時に来たのが一回あるので, 中に入るのは二度目.

前回来たときの記憶より小じんまりしていた. 一回の展示室, 中央に佐藤忠良のブロンズ像. 熊谷守一「畝傍山」(1940)、村山槐太「松の群」(1918)、須田国太郎の作品が 5 点などが目をひいた. 熊谷守一の 1940 年の作品 (60 歳になっているけど) よかった.

地下の日本画は, 華岳、波光などの作品が展示してあった.

2010-12-05 12:23

比叡山

11 月 28 日 (日), 天気がよいので今年最後かもしれない比叡山に行くことにした. いざ出発しようとすると, 黒い雲が出てきている. 家から曼殊院までは, 観光客が多い.

今日はがんばるつもりはなかったのだけど, そこそこのペースで登る. ケーブルの駅の前後で雨が少しパラついたけど, 天気は問題なかった. つつじヶ丘で昼食を食べて, ガーデンミュージアムへ. スタンプ 8 個目. やはり花は少い. 本を読んで, 売店を覗いて, 70 分ほどで出る. 下りは 53 分できらら橋到着.

2010-12-05 01:58

大泉贊 陶展

真如堂のあと, ぐれごりおで「大泉贊 陶展」を見に行く.

岐阜に窯を持っている人だそうだ. 南蛮焼が主で, 釉薬物もいくつかあった. 抹茶茶碗もいくつかあったけど, 壺などとの値段の差が大きくてびっくり.

2010-12-05 01:50 · 0 コメント

真如堂

11 月 27 日 (土), 岡崎の医者に行った帰り, 久し振りに金戒光明寺, 真如堂, 宗像神社, 吉田山を通って今出川通りへ. 以前なら, 必ず進々堂に寄っていたのだが, バスで四条に出る.

真如堂は, かなりの人出だったけど, 本堂の裏側の紅葉は, まだまだ緑のままのものが多かった. 本堂手前はすっかり色付いていた.

2010-12-05 01:45 · 0 コメント

ポスター天国

サントリー美術館「天保山」としての最後の展覧会「ポスター天国」に行く.

ギャラリーに 200 点, エントランス階に 200 点, と多いので, とても時間がかかる.

2010-11-23 13:41 · 0 コメント

楊梅の滝, 釈迦岳

21 日日曜日, 楊梅の滝へ行く. いつだったか, 滝と紅葉のとりあわせが, とても綺麗だったのを見て以来, 紅葉のシーズンになると楊梅の滝に出かけている. ここ一週間では, 21 日が一番天気が良さそうなので, ちょっと紅葉の見頃からは早いと思ったけど出かける. 山科から湖西線のトンネルを抜けると, 霧で山も琵琶湖も見えない状態. でも, 北小松に着くころには山側の霧はほぼ晴れる.

駅裏の紅葉の紅葉は赤く色付いていたが, 楊梅の滝の回りの紅葉は, まだ黄色いものも多かった. 雌滝の滝壷, ハシゴを登って雄滝の滝壷と, 滝壷から滝を見上げる. 今年はけっこう水量がある.

そのあとは, ヤケ山, ヤケオ山と辿って釈迦岳へ. 風もほとんどなく, 天気も良くて, 半袖一枚でもかなり汗をかく. 釈迦岳で昼食後, ワンゲル道を下りる. この時期は落葉が多く, すべりやすい. 麓に近くなると, 倒木が多くなる. 取り壊された出合山荘の跡地の横を通って比良駅へ.

いつものように駅前で, 飲んだくれて, 湖西で京都へ.

けっこう気持の良い一日だった.

2010-11-23 12:54 · 0 コメント
start.txt · 最終更新: 2011-07-17 14:04 by hn
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