阿満利麿「親鸞」ちくま新書, 読了.
二週間前に買ったとうふを食べる. 食べたのは三分の一. 一口食べて, 悪くなってないようなので, 冷奴で食べたが, 終りごろの部分は, ちょっと変な味がした. 明日, おなかを壊していそうだ.
「ちくま日本文学 織田作之助」読了. 大阪名物夫婦善哉は知っていたが, 織田作の作品は, はじめて読んだ. 巻末の年譜を見ると, とても若くして亡くなっている. どの作品もよかったが, 最後期の, 「世相」と「可能性の文学」に強くひかれた.
昨日, 医者の帰り高島に寄ったついでに「没後20年 中河一政展」を見る. はじめて見る作家. 有名な人のようだ. 年をとってからの作品の力強さにびっくり.
明日から京阪電車の回数券がカード式から券片式に変る. 残念. そのうち, スルッとKANSAI 撤退の予兆かな. カード式は, 保存しておくと行動記録として便利だったのだけど, これからは, 二週間前の日曜は何をしていたんだっけ, という時の手掛かりが大分減ってしまった.
京都大丸へ「没後80年 金子みすゞ展」を見に行く. 去年からあちこちで開かれていた展覧会だが, やっと行くことができた. 複製ではあるが, 自筆の詩稿を見れたのはよかった.
京都近代美術館へ「パウル・クレー | おわらないアトリエ」を見に行く. ただの名作展ではなく, クレーの作品の制作過程をテーマに構成されている. 一つの作品を切断して, 別々の作品にしたら, いくつかの作品の断片から別の作品を作ったりしている. また, 生涯手元に置いていた作品群が展示されている.
白州正子「遊鬼 ー わが師 わが友」慎重文庫, 読了.
白州正子の書いたものは, 内容より, 文体にまいってしまう. それはさておき, この本は, わが師たる故人, わが友, そして白州次郎について述べた文章が集めてある. 皆, 素敵な人ばかりである.
加藤隆「 歴史の中の『新訳聖書』」読了. 加藤氏の本は NHK のテキスト「新訳聖書とその時代」に続いて二冊目. NHK テキストではオブラートにくるんだように書かれていた主張が, もっとはっきり記されていた. とても示唆に富む本だ. キリスト教と聖書の問題だけでなく, 「共同幻想」の一つの形の成り立ちを指摘している.
3 月 3 日は, 恒例の Madhur の「月のひな祭り」. 今年は, 雪のひな祭り.
開演時間を間違えていて, 10 分前に会場へ. でも, いつものように 15 分遅れで, 舞さんが出てくる. 子供のこと, 父親のことなどを語りながら, 月のあかり, 鉄工所, My Sweet Angel (のような題) の 3 曲を謳ったあと, Sho さんとデュオで一曲, 淳平さんとトリオで一曲. タブラの haridas 氏を加えて, すぐに Madhura の曲に入る. いつもよりテンポが早い.
そのあと, 西山雅楽おでん, 麿, ジャネット雀尊たちが出て休憩.
後半は, Madhura 前回, いつものようにノンストップではなく, 数曲ごとに語りが入る.
最後か, その前に「空へ」という曲を演奏.
アンコールはいつもと同じ「ラサ・ラサ・サラサ」, 「ありがとう」.
五十川さんが亡くなって, 一年ちょっと. 去年の七夕コンサートでは若いドラムの子を入れていたけど, 今回はドラムなし. その分 haridas さんががんんばる. いつも Sho さんの後ろでギターを弾いていた淳平さんも, フロント左で正面を向いて演奏. 演奏テクニックがじっくり見れた. 去年の七夕コンサートに続いて, 音のバランスも良くなっていて, とても良かった.
舞さんと Sho さんのデュオのコンサートになかなか行けないのだけど, 5 月の大原野神社でのコンサートには行けそう.
大山崎山荘美術館へ「山荘美学 日高理恵子とさわひらき」を見に行く.
阪急の大山崎駅から大山崎山荘までの登りがこたえた. 体がなまっている.
庭を見てから本館へ. 本館左手が工事中. 新新館の工事だそうだ. 今度は誰の設計だろうか?
本館では「さわひらき」氏の作品を展示. 初めて聞く作家. 映像作品が 8 点, 全部で 1 時間弱. 映像作品は一目で全体を見れないので, 大変. 観覧車がいろいろな作品に出てきていた.
常設展示作品でルーシー・リーの作品が二点. なかなかよかった. ルーシー・リー展に行けなかったのが悔やまれる.
おめあての日高理恵子の作品は新館. 国際美術館で初めて見たときは, けっこう衝撃を受けた. その時は, 緻密で繊細さを感じたのだけど, 今回は, ダイナミックさを感じた.
大山崎周辺には, 天王山や, 古いお寺がいろいろあるようで, 一度散策もしてみたい.
天気も良さそうなので, 武奈ヵ岳に行く. 出町柳駅からのバスは超満員. 道路は除雪されているので, ほぼ定刻に坊村に着く. バスの乗客のほとんどが坊村で降りる. 準備に手間どり最後の一人となる.
登り口から雪はしっかりある. 表面, 凍結している所が結構あり, 10 分ほど登って軟弱にもアイゼンを着けてしまう.
御殿山までは, ペースがあがらず, 結構しんどかった. 御殿山から見る武奈ヵ岳西南稜には, 大勢の登山者が点々と見える.
西南稜は, 快調に登り, 武奈ヵ岳山頂へ. 雪は十分積っていて, ここ数年のように岩が見えていることはない. 快晴ではないけど, 視界はけっこう良く, 白山もきれいに見えた.
山頂は風がきついので, さっさと八雲ヶ原へ向う. ほとんどの登山者は坊村からのピストンのようで, 八雲ヶ原方面へ向う人は, ほとんどいないようだ.
八雲ヶ原から, ダケ道を通って下山. ダケ道ではアイゼンをはずして下りたけど, 低いところでは, クラウト状の急坂があったりして, ちょっと時間がかかってしまった.
2005年-2006年のシーズン以来の雪の量で, 山頂での視界も良く, 楽しかった. この分では, 3 月始めまで楽しめそうだ.
吉川潮「流行歌 西條八十物語」ちくま文庫, 読了. なかなか面白かった. この曲も, あの曲も西條八十なんだ.
一月は何やかや用事があって, 結局一度も山に行けなかった. やっと日曜に行ってきた. 比良駅から正面谷を登って金糞峠. 金糞峠から八雲ヶ原. その後はダケ道を下って比良駅. 一日中小雪が降っていたが, 心配した風も強くなく, 寒くもなく, おだやかな登山日和だった. 雪もけっこうあり, 歩きやすかったが, 2ヶ月ぶりの登山なので, けっこう疲れた.
京都国立博物館で開催中の「筆墨精神 中国書画の世界」に行ってきた.「特別陳列 園田湖城」も見る. 園田湖城は篆刻家.
南画のコーナーに絵も少しはあったが, ほとんどは「書」, それも漢字の世界. 正倉院展などでは「書」の部分は軽く飛し見してしまうのだけど, 今回は, じっくりと見た.
ラジオウォークが早く終ったので, 桜井から奈良に出る. 奈良駅 15:33 着. 奈良国立博物館は 17:00 までなので, 県立美術館へ「小袖」展を見に行く. 金曜日なので 21:00 までかと思ったら, 館蔵展の時は 17:00 までだった.
とりわけ着物に興味があるわけではないが, 刺繍や染めの細かな仕事に感心する.
恒例の 2 月 11 日, ラジオウォーク, 今年は, 「毎日放送開局 60 周年記念 題 30 回毎日カルチャースペシャル, 明日香風の道ラジオウォーク」というお題.
久しぶりに明日香のラジオウォーク. 第一回も明日香だったみたい.
雪の予報. 京都は, 朝がたから降りだしたのだけど, 奈良では前夜から雪だったそうで, 近鉄で南に下るにつれ, 雪の量が多くなる. 近鉄は雪の影響で遅れぎみ.
10時前に飛鳥駅到着. 一面銀世界. 歩いてスタート地点の明日香小学校へ. スタート地点でコース地図などを貰って出発. 高松塚古墳, 天武・持統天皇陵, 甘樫丘, 飛鳥寺, 万葉文化館, 伝飛鳥板葺宮跡, 石舞台地区芝生公園, 川原寺・橘寺, 明日香小学校, という周遊コース.
雪の為, 甘樫丘は登らずショートカットされてしまった. 途中寄ったのは, 高松塚壁画館, 明日香村埋蔵文化展示室, 万葉文化館, 犬養万葉記念館. 道筋のあったかい場所ばかり. 文武天皇陵, 中尾山古墳, 石神遺構, 酒船石, 石舞台古墳のどは寄らず.
あまり見て廻りはしなかったけど, 雪の明日香がきれいだったので満足.
14:30 ごろゴール.
三浦佑之「古事記を読みなおす」ちくま新書, 読了.
なかなかおもしろかった.
家庭内サーバーとして使っている IO データ・挑戦者 GLAN Tank. 導入してから 5 年近くなり, 代替機を探していた. 一時期 QNAP のファンレス TS-109 を候補にしていたけど, 発熱がひどいようで躊躇していた.
昨年 HP の MicroServer が出たので, 検討していた. 先日, お酒に酔った勢いで注文したのが金曜に届く.
金曜は組みたて. Debian squeeze は日曜ごろにリリースなので, とりあえず di-rc2 を使ってインストール.
土曜, 日曜とデータの移動. GLAN Tank, メモリも少なく, CPU もネットワークも遅いので, まだまだ終らない.
ニコリクラブの今年のプレゼントは, ぬいぐるみではなく「秘密箱」. とりあえず, 開けることはできたので, あとは, 模様に隠されたパズル問題を解くだけ.