尼崎市総合文化センターへ行ったついでに, 兵庫県立美術館へ「カンディンスキーと青騎士」を見に行く.
昨日, 雨の中, 尼崎総合文化センターまで「上野彦馬賞 九州産業大学フォトコンテスト受賞作品展 」を見に行く. たまたま応募した招待券が当ったからなのだけど. 当然なのだろうけど, 普段日記がわりに撮る写真とピントの合い方とか, シャープさとかが雲泥の差. 組写真は, 糸がよくわからないものもいくつかあり, 一枚物の方が主張がストレートに伝わる気がした.
高校生・中学生部門の作品が初々しくて, よかった.
同時開催で, 「萩博物館古写真コレクション」と「「百瀬俊哉写真展 - アジアの都市 -」を見る.
今日の毎日新聞書評乱,「好きなもの」は夏目房之介. 三つめに佐々木マキを取りあげている. 「知らないでしょ, フツー」と書きだしている. マンガ家としては, もう知られていないかもしれないけど, 絵本作家としては結構有名だと思うけどね. ここで, 太田出版から「うみべのまち 佐々木マキのマンガ 1967-18」が 6 月に出版と書いてある. 調べると単行本初収録作品多数!というキャッチコピー. 多数というからには, 二作以上は単行本未収録作品のようだ. ガロに載った作品はすべて読んだし, 青林堂からの単行本も持っているのだけど, 買わざるを得ないか.
ガロで初めて出会った時, ずきっとした. ハックルベリーフィンを題材にした版画が出たとき, 一枚買ったしまった. (金がないので一枚しか買えなかった). 「こどものとも」で「やっぱりおおかみ」を手にした時は, また衝撃. 四冊余分に買って, 気のあった人に配ってまわった. でも, 最近の絵本は, もうひとつかな, という気がする.
大好きな絵本, 影響を受けた絵本は数多くあるけど, 三冊を選ぶとすると
かな.
歌川国芳展を見たあと, 心斎橋へ移動して, 大阪市立近代美術館心斎橋準備室で「海と水のものがたり」を見る. 水都大阪の昔の姿が描かれた画が多く興味ぶかかった. 洋物では, シニャックの「アンティーブ, 朝」が気にいった. 都路華香の「波千鳥」, 福田平八郎の「漣」を見ることができた.
天王寺の大阪市立美術館へ「没後 150 年 歌川国芳展」を見に行く. 国芳と知ったのは, ちょうど一年前の「にゃんとも猫だらけ」展で. その時も国芳の作品が中心だった.
とても才能のある人だ. でも, このような作品が脚光を浴びた時代というのは, とてもいびつ な時代だったんだろう. どの作品も, いろいろな隅々まで, いろいろな仕組みが仕込んであって, まじめに見ると時間が足りなくなる. とりあえず, 着物の柄だけは注意して見ることにした. 前期と後期で, ほとんどの作品が入れ替わったようで, 今日後期なので, 前期の作品は見れない. とりあえず, 図録を買って帰る.
高島屋に行くと, 伝統工芸展を開催していた. 招待券を持ってきていなかった. 500 円払うのをためらって, 見るのをやめてしまった.
時間があったので, 画廊ぐれごりおを覗く.木工の個展に行くのは初めて. 最近, 漆芸作品とかは見る機会が増えて, いいなとか思う作品もでてきた. 今回の, 素朴な作品をみて, いいなと思った. 銘々皿 5 枚組 5000円は腰が引けた. 酒器セット 10 万円も, ちょっと. 木の酒器を使ったことがないせいで, 良さがわからないからだろう. 10 年前に伊万里の柿右衛門蒲を尋ねた時に見た, 10 万円の猪口は, 買いたいと思った. 何が違うんだろう.
細見美術館「開窯300年 マイセン 西洋時期の誕生」に行く. マイセンの染付けの地味なカップが好きなのだけど, 金を多用した彩色作品がほとんどなので, ちょっとびっくり.
「佐野洋子対談集 人生のきほん」読了. 西原理恵子, リリー・フランキーとの対談. リエゾーに対しては, かなり聞き役にまわってしまっている. リリー・フランキーさんは, 佐野さんを思いやりながら話しているよう.
一年ぶりに伊吹へ行く. 近江長岡駅 8:40 発のバスで登山口へ. バスはほぼ満席. 登山口の神社の境内にも, 登山準備の人が大勢. 登りは 2 時間 20 分, 後半足が重くなってしまった. 四合目のリフト小屋跡が無くなっていた. 頂上の測候所が無くなっていた. 天気は良かったのだけど, 頂上からの見晴らしは, もうひとつだった. バスの時間の関係で, お花畑散策路を回るのはやめて, 12:30 ごろ下山. 下りは 1 時間 20 分. 下山後, ビールを飲んでバスを待つ.
14 日, 土曜日, 大原野神社で Madhura のライブに行く. 今回は, 舞さんんと Sho さんだけのデュオ. 二人だけの演奏を, ずっと聞きたかったのだけど, やっと聞くことが出きる.
東向日 12:42 発, 善峰寺行きのバスに乗り, 灰方で下車, 歩いて大原野神社へ.
13:15 ごろ神社に到着. 本殿前でスタッフの人がライブのちらしを配っている. 当日でも大丈夫かと聞くと, 予約が 140 人, 席を 140 人分用意してあるので, 立ち見ならということだった. ライブは野外ではなく, 社務所の中で行なうとのこと. とりあえず受付へ行く. 知り合いは, と聞かれたので「舞さん」と答ると, 舞さんを呼んで来てくれる. 舞さんが, おともだちなので予約扱いでと言ってくれて 3000 円払う.
開場まで時間があるので, 新聞を読んだり, 散策したりして時間つぶし. 本殿前には, 狛犬の代りに二匹の鹿が鎮座している. 今まで気がつかなかった.
5 分前に社務所前に行くと, 結構な列が出きている. 入場すると, 広間の畳の席はがらがらで, 縁側に二列に列べられた椅子席は, ほぼ満席. 舞さんと Sho さんとに, 良い角度の席に座れる.
主催者のお話のあと, いよいよ演奏開始. オープニングは
の三曲. ここで舞さんのトーク. そして, CM ソング大会.
ここで Sho さんの
最後に
舞さんの CM ソングを聞くのは, 30 周年ライブ以来か, Sho さんのは初めて.
ここからは, 舞さんのトークタイム
そのあと Sho さんタイムのあと, 二人でつっぱしる.
アンコールはいるものように
出出しは固かったけど, CM タイムからは, パワー全開.
メロディブランコの人たちもよかった. 舞さん, こんな活動もしてるんだと思った.
とても満足したライブだった.
森本達雄「ヒンドゥー教の世界 - 上」NHK 宗教の世界テキスト, 読了.
「家住期」という装置を信仰の中に取りこんだしたたかさに感心する.
森瑤子「情事」集英社文庫読了. 「情事」と「誘惑」の二作品が収められている. 年のせいか「情事」は, よくわからなかった. 「誘惑」の方は身につまされることも多かった. 最後, よりを戻しそうなところが気にくわなかった.
2 月の雪の武奈ヶ岳から 2 ヶ月半ぶり. 出町柳でバスを待っている時の他の人の話から, この 4 月から, 出町柳から朽木へ行くバスは平日, および冬季運休となったそうだ. 雪の武奈ヶ岳へ行くのが不便になる. とても困る.
坊村の明王院も改修工事が終っていた. 天気もよく 途中からT シャツ一枚で登る. 今日は黄砂の影響も無く, 頂上からの展望も良く, 白山も良く見えた.
しゃくなげの様子を見るために, 中峠 - 金糞峠 - しゃくなげ道と歩いてみる. しゃくなげは, まだまだ蕾. 途中でイワウチワの花を初めて見た. きれいな花だった.
ダケ道を下りて比良駅前の「一休」で一服してから JR で帰宅. 久しぶりに天気に恵まれた山歩きで, 気持がよかった.
長岡天神に寄ってみた. この時期, 例年, 霧島つつじは盛りがすぎて, けっこうみすぼらしいのだけど, 今年は, 寒かったせいか, まだまだ見頃だった.
岡崎の医者の帰りに, 市美術館で「親鸞展」と「アンデパンダン展」を見る。 その後高島屋へ移動「河井寛次郎展」を見る。
4 月 29 日, 久しぶりに比叡山に行く. 久しぶりなので, けっこう息が苦しい。 つつじが丘で昼食のあと、ガーデンミュージアムへ。足湯がバラ園の真中に出来ていて, ちょっと幻滅。けっこう人が多い。春先は、庭に咲くような花が多い。
本しゃくなげはまだまだだった. 今年は例年より遅そうだ. その代り中国産のしゃくなげが盛りできれいだった.
園内に一時間半ほどいて, 下山. 久し振りのわりには, 登り, 下りともまあまあなペースであった.
武澤秀一「伊勢神宮の謎を解く」ちくま新書, 読了.
日本書紀と古事記を共に国書として扱っているのが気にかかるが, とても示唆に富む本であった. 壬申の乱において, 大海人皇子が突然アマテラスを拝む場面に出会って, すごく違和感をもったのだが, そのあたりの背景を, 天武の皇祖神設立・普及計画の中での逸話とする論旨にはうなずける所が多い.
この日曜日には, 久しぶりに比叡山を登ろうと思っていたのだが, 午前の天気予報では午後雨. 山頂も, 正午前の時点で雨がパラついている, という. それで, 国際美術館の「風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム, アジアから」を見に行くことにする.
大阪に着くと青空. 「風穴」の作品は, どれも, もうひとつ心にひびかなかった. ただ一つ「THE PLAY」の作品は共感がもてた. 世代感覚なのだろう.
特別展示「早川良雄ポスター展」は, 故人の作品展だけど, なかなかよかった. コレクション展も楽しめた.
頭が硬いのか, 現在進行形の事象は理解できず, ちょっと過去のものなら, やっと共感が持てるようになる, ということのようだ.
帰りに心斎橋の東急ハンズに寄って帰る. 心斎橋周辺は非常ににぎわっていた.
小川洋子「寡黙な死骸 みだらな弔い」中公文庫, 読了. あまり好きな本ではなかった. 殺人とか死骸とか, きらいなようだ. 後半の短編のいくつかは, 読ませてくれた.