西穂高から槍ヶ岳のうち, 穂高岳山荘から北穂高小屋へのコースだけ行きそびれていた. (逆向きは西穂・奥穂の予行演習で二年前に通った). 昨年 9 月にトライしたが悪天候で穂高岳小屋から涸沢に下山, 今年 9 月も台風の関係でバスをキャンセル. 三度目の正直と, 最悪の秋の連休と思いつつつ, 10 月 9 日の「さわやか信州号」で上高地へ.
久し振りに沢渡で乗りかえ. 6:45 ごろ上高地を出発, 岳沢へ. 今回はちっともペースが上らない. 重太郎新道, 吊り尾根, 奥穂高へ. ここから先は北面のトラバースなどがあり, 7 日に降ったという雪が凍結していたりする. なんとか無事穂高山荘へ到着. 10 時間近くかかってしまった.
去年は, 前半雨, 後半もガスの中だったけど, 今年は天気は文句なしだったので, 景色が良く見えて初めて登る道のようだった.
穂高岳山荘, ふとん一枚に二人という事だったけど, 最後の客をつめこむ部屋だったせいで, 満員にならず, ゆったりと寝ることができた.
翌 11 日は北穂高へ行くだけなので, ゆっくり出発すればよい. 7:30 出発. 前回逆コースの時と違って, 多くの人たちとすれ違った. 早く行く気がないので, たいてい先に行ってもらった. 凍結した雪も, ところどころ残っていて, 緊張した. 北穂高小屋には 12:00 ごろ到着. かなり時間がかかっている. 途中, 父親に連れられた小学生が軽快に下っていくのと出会い, その小学生ぐらい軽快に歩けたらなあ, と溜息をつく.
小屋についてからは, ラーメンを作り, 生ビールを飲んで休憩したあと夕食まで昼寝. この日も良い天気だった. 昼寝中は曇っていたらしいが. 連休最後の日なので, 小屋は結構空いていたようだ.
最後の 12 日. この日も朝は快晴. 朝食後, 6:00 前に出発. 鎖場までは結構慎重に下りる. 南稜取り付きのあたりで, 来年予定している東稜へのトラバースポイントをチェック. 涸沢小屋に 8:00 すぎ到着. 休憩なしで横尾方面へ. 前日までは大変な混みようだったそうだが, 連休を一日ずらしているので, 追いこしたり, 登ってくる団体とすれ違うのはそれほど苦労しない.
12:00 すぎバスターミナル到着. 12:30 のバスで平湯へ.
これだけ良い天気にめぐまれたのは初めて. 山小屋も, それほど混んでなく, 気持ちの良い山行だった. ただ, 体力が落ちていて, 登りに時間がかかるのが残念.
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