国際美術館は金曜は 19 時まで開館しているので, 職場を早めに出て, 長澤英俊展を見に行く.
よくわからない作品も多いのだけど, 微妙なバランスで展示してある作品を見ると, どのような仕組みになっているのか気になる.
とくに, 「空の井戸」. 正方形の部屋の四隅から延びた四本の角材が組み合わさって, 井戸と称するオブジェを角材の交差部で支えられた四本のワイヤーで支えている. 角材同士は, 交差部で, 両方の木材に穴を空け, ボルト状の鋼材をはめこんでずれを防いでいるだけのようだ. ネジなどにもなっていず, すぐ分解できる (すぐ組みたてられる) ように出きていると思われれる.
といった, つまらな思考で満足してしまった.
展覧会副題にある「オーロラの向かう所 – 柱の森」も良かった. このような作品のイメージをつむぎだすことができる才能に溜息がでる.