本館に行くと「第 68 回パンリアル展」をやっていて, 今日は入場無料日だったので, 覗きにいく.
9/11 (土), 岡崎に行くついでに京都市立美術館に行く. まず別館で, 日本写真家協会創立 60 周年記念写真展「おんな」を見る.
出張のついでにブリジストン美術館へ「ヘンリー・ムーア 生命のかたち」を見に行く. ブリジストン美術館は東京駅八重洲口からすぐなので, 新幹線待ち時間に寄れる.
9/11 の「さわやか信州号」で, 今年三度目の穂高行き. 事前の天気予報で, 天気悪そうなのは分っていたが出発.
9/12 (日), かなりの雨. 6:30 ごろ, 小降りになったので出発. 岳沢への入り口を行きすぎてしまい, 15 分ほどロス. ねむけ, 頭痛がひどい. 足もとても重い. 岳沢小屋すぎたあたりから, 雨はほぼやむ. しかし, ガスがひどくなる. 重太郎新道, 釣り尾根, 垂直鎖場はないけど, けっこうハード. つぎからつぎへと面倒な所が出てくるので疲れる.
16:00 に小屋に着けるか心配になるが, 15:00 ごろ奥穂高岳に着き, ほっとする. ここからの下りが, 視界が悪いのと疲れで一時間近くかかってしまう.
天気が悪いせいで, 結構空いていて, 食事もとてもよかった.
9/13 (月). 夜中, 強風と大雨. 10:00 までに, 天気がなんとかなれば北穂高に行くつもりだったが, 11:00 ごろには雨はほぼ止んだが, 視界がとても悪く断念. 涸沢小屋へ直行.
昼過ぎから涸沢小屋でうだうだ.
9/14 (火), 今日は天気が良いのでパノラマコース. 去年, 途中で引きかえした屏風の頭にも登る. 慶應尾根をすぎたあたりで, 間違ったガレた沢を下ってしまい 50 分ロス.
13:00 すぎにバスターミナルに着き, 13:30 の平湯行きに乗れれる. 平湯でお風呂.
9/5 (日曜), 奈良国立博物館に行く. 「仏像修理」と, 本館が「なら仏像館」としてのリニューアル記念「至宝の仏像」を見る.
近代美術館のあと, 京都市美術館で「京の閨秀・女流・女性画家」を見る.
9/4, 近代美術館で「日本画の前衛」を見る.
奈良国立博物館本館の耐震工事がひとだんらくしたので, 照明など展示方法を変え, 「なら仏像館」としてリニューアル. その記念して, 新館の耐震工事済みの半分で, 「仏像修理 100 年」, 仏像館で「至宝の仏像」展が開催中.
昼すぎに家を出たので, 14:00 ごろ入館. 「一度は拝したい京都の仏像」を読んでいたので, 仏像修理については少しは知識があったので, 興味深く見れ, 仏像修理の大変さをちょっと知ることができた. 三十三間堂の千手観音像, 平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像, などを間近で見れたのは良かった.
天気予防では, 15:00 頃から雷雨ということだったのだけど大当りで, 仏像館へ移るころ, 雨が強く降りだしていた.
これまでの「本館」,「なら仏像館」に移る. 外観などは変化なし. 扉を開けて入館すると, とても暗い. スポットライトばかり使って (ご時世なので, 高価な ELD 電球なのだろうけど) 陰影ははっきりしているけど, 細部が見にくい像が多々ある. 高さが低い像は, 反射板などで光を当てても, 角度が悪いのか, 表情が何も見えない.
ここ数年, いつも同じ仏さまばかりだったのが, 今回, 大幅に入れ替えられたので新鮮だった.
正面の部屋は観音様特集で, とてもよかった. 17:00 に退出するころには雨も止んでいて青空だった.
そのあとは, グー, と豊祝で, 一杯. 丹波橋乗り過したりしながら無事帰宅.
次に, 京の閨秀・女流・女性画家, を見に行く.
題名がおおげさで気にいらないが, 上村松園, 小松華影, 田代正子, 北沢映月, 西畑起佐子, 大日躬世子, 由里本景子, 三谷十糸子, 梶原緋佐子, 広田多津, 秋野不矩, という人達の作品.
ちらしにも取りあげられていた, 梶原緋佐子さんの作品を初めて見たけど, 大正・昭和期の作品で, 美人を画かない人で, とても気にいった. 久しぶりに秋野不矩さんの画をまとまって見れてよかった. いつか, 天竜の美術館に行きたいものだ.
近代美術館で 「日本画」の前衛 1938-1949 を見る.
日本画の前衛ということで, 個人蔵の作品が多く, 今回初出展の作品もあり, おもしろかった.
日本画といいながら, 靉光の洋画の作品を 5 点も見れてうれしかった.
8/29 (日曜) この日は武奈ヵ岳へ行く. 暑さのせいか, 坊村行きのバスは出町柳で全員着席できる. 人が少い. 今日もつかれていて, ペースが上らない. ワサビ峠すぎで, Platypus の水がなくなる. 11:37 に頂上. 適当に風があったのに, こんなに時間がかかった. 昼食を食べて 12:22 出発. 今日は中峠から金糞峠へ. 中峠からの道, 前よりも崩れている所が多い気がした. 13:36 金糞峠. 北比良峠へ回る気力がなくなったので, 真っ直ぐ正面谷を下る.
山を下りてから一休までの道が, 炎天下で, つらかった.
一休は, そこそこ客が入っていた. 八つ淵の滝の沢登りの団体が来ていた.
8/28 (土曜) に比叡山に登る. 早く出発しようと思うが, 12:00 に家を出る. 曼殊院ではつくつくほうしが鳴いている. そこそこ暑いせいか, ペースはゆっくり. ガーデンミュージアムは, 4 つめのスタンプ. 薔薇がまだまだ咲いている. 下りも 65 分かかってしまった.
山崎隆之「一度は拝したい京都の仏像」(学研新書) 読了.
著者は仏像修復に携わってきた研究者. 仏像を直接扱う人の著作なので, 西村公朝さんの著作のように, いろいろ示唆に富み, とてもおもしろかった.
昨日, 京都文化博物館に「古代メキシコ・オルメカ文明展 マヤへの道」を見に行った. オルメカというのはテキーラの名前としか認識していなかったが, 紀元前 2000年から始まる文明が中米にもあったんだ.
なぜだか女性が非常に多い展覧会であった.
初めて登山靴を買ったのが 5 年前の夏. その年西穂高山荘で同室になった新婚夫婦. 雨の中を奥穂から西穂に来て, 小屋に着いたの暗くなってから. そこで初めて, 西穂 ⇔ 槍ヶ岳縦走というコースを知り, いつか踏破したいと思うようになる.
その後, 毎年西穂高へ山の学校として登る. まず, 北穂・奥穂に挑戦しようと思ったが, 一昨年は雨と風の為北穂高に登っただけ. やっと去年, 北穂高→奥穂高を行く. 天気は最高だった中なのだけど, それほど困難なく踏破できたので, 西穂・奥穂も行けるかなという気になる.
今年は, 残りの区間, 槍→北穂, 西穂 → 奥穂の順で行こうと予定する. 7 月に, 槍沢近辺では雪渓がかなり残っているようで, 上高地→槍が一日で行けるか不安だったので, 西穂高山荘へ行ってしまい, 西穂→奥穂を先に済ましてしまった.
残る部分も二度登って, 一日で登れる自身のある北穂高からのルートにすることにした.
8 月 15 日の, 京都駅発 23:00 さわやか信州号で上高地へ. 今回は, 子供連れや, 軽装のアベックなど, 登山以外の人が多かった.
8 月 16 日, 上高地は曇り. アルピコの保険に加入する. (まともに保険に入っていないので, 上高地から入山しないといけないはめになる. )
上高地バスターミナルを 6:15 出発, iPhone が使える河童橋で,メール等を出す.
11:25 涸沢小屋でソフトクリーム. ここまでは順調. はじめて北穂高に登った時, 休みすぎて失敗したので早めに出ることにする.
それでも 11:50 になっての出発. 鎖場まで過去三度の中で最悪のペース. でも疲れはそれほどではない. 鎖場 (当然, 鎖は使わないのだけど) から上は, 視界 50 メートルのガスの中. 15:20 ごろ北穂高小屋到着. キレット越えの団体がキャンセルになったそうなので, 空いている. テラスでガスの彼方の槍ヶ岳を思いうかべながら, 生ビールを飲む. ここでの生ビールは 3 戦 1 勝 1 敗. 夕食後, 500ml Platypus に入れてきたワインを飲んで寝る.
8 月 17 日, 前日の天気予報とうらはらに, 午前快晴. 今回の北穂高小屋は, クライミングのグループが多く, 槍への縦走組は自分一人だけのようだ. (後であかったのだけど, 槍へ縦走する人は, 奥穂から一気に向うのが主流のようだ.)
6:16 ごろ出発. 鎖はきらいなのだけど, 飛騨泣き手前の下りなどで, 少し頼ってしまった. A 沢のコルまでの下りは, 慎重に進んだせいもあって, 7:48 ごろ A 沢のコル. 少し休憩. 7:55 に出発, ここから長谷川ピークに向かおうとすると, 対向者が多くて, しばし停滞. 8:21 長谷川ピーク. 8:33 キレットの底部につく.
南岳小屋手前で大きなザックを背負った小柄な女性が追いついてきた. 聞くところによると 5:30 に今日は奥穂を出てきたそうだ. 焼岳経由西穂山荘テント場一泊、白出のコル一泊のようで, 完全に負けている.
10:05 南岳小屋到着。ここでちょっと食事. 10:23 出発, 10:34 南岳. さきほどの女性が休憩していた. ここから, また先行.
11:42 中岳, 12:24 大喰岳, この頃には, 槍ヶ岳はすっかりガスの中. 12:40 飛騨乗越. 乗越手前でさきほどの女性に抜かれる. また, 奥穂から来たという男性にも抜かれる.
12:50 前に山荘. ふとん一枚に人一人. 荷物整理後, 13:48 初めての槍ヶ岳なので, とりあえずガスの中でも登る. 14:10 山頂. ガスで何も見えない. 頂上で北尾根からの登り口を眺め, いつかここから来れるようにと願う.
生ビールを飲んでから仮眠. 夕食後, 明日のお湯の準備をしたり, ブロッケン現象が見えるという声を聞き, 見にいったり, テラスでワインを飲んだりしてから早めに寝る.
8 月 18 日, この日も午前快晴. 5:45 ごろ出発して, 11:30 ごろ河童橋に到着. 無事下山メールを出したり, コーヒーを淹れて飲んだりして一服.
平湯経由で高山に出る. 平湯バスターミナルの温泉は結構よかった. 正面に笠ヶ岳が見えるはずなのだが, 雲で見えなくて残念. 高山では, 例によって「肴」によって一杯. 最終の「ひだ」で京都へ.
北穂高・ 槍ヶ岳間, 天気が良くて, 初トライとしては恵まれていた. 西穂 - (a) - 奥穂 - (b) - 北穂 - © - 南岳 ( - 槍ヶ岳) を三回に分けてなんとか踏破できてよかった.
次の目標は, 一回の山行で踏破すること, 次に, 途中で出会った女性に刺激されてテン泊で通しで縦走かな.
今回の © コースは (a) や (b) に比べて, 梯子があったり, 鎖が多かったりして, 本来はかなり困難なコースのような気がした. 鎖は, ほとんど触らなかったけど, 鎖の支点の金具には, かなり世話になってしまった. ウェブによると梯子など, ここ数年でかなり整備されてきたようだ.
斎藤文一「科学者としての宮沢賢治」(平凡社新書) 読了.
著者の賢治に対する思い入れ, 作品の読み込み方の感服.
第五章「デクノボー・ビー・アンビシャス」は人類のこれからの生き方の指針を示しているのだけど, あまりにも概念的で, 物理学者の文章とは思えない. 五章を除けば, おもしろかった.
8/7 (土), 近代美術館に「生存のエシックス」を見に行く. 「研究」, 「プロジェクト」, 「実験」なんてのが多く, 大学関係者の出展も多い.
各プロジェクトのごく一面を展示してあるだけなので, よくわからないものだらけだった.
7/24 ニコラビ, ボソトン美術館展を見たあと, 家に帰って山行の準備.
23:00 のさわやか信州号で上高地へ.
初期の予定では, 7 月に, 槍・大キレット・北穂で予行演習したあと, 8 月に西穂・奥穂のつもりだった. しかし, 今年は雪が多いので、今回、槍ヶ岳に一日で行くのは無理かなと思って、西穂山荘に行くことにした.
「西穂 - 奥穂」については、北穂 - 奥穂単独行が出きれば、技術的には問題はない、と複数のガイドさんから聞いていた。集中力が続くかというのが一番の問題。「奥穂 - 西穂」は、最初に難関、「西穂 - 奥穂」は、徐々に難関、というので、ガイドさんとしては、「西穂 - 奥穂」をすすめているようだった。集中力、これはやってみなければわからないのだが、9 時間かかった北穂岳小屋、間ノ岳往復、の経験から大丈夫だと信じる。
7/24 夜の「さわやか信州号」で、京都駅から上高地へ。
7/25、上高地から、山荘に向う途中、今までで一番重いザックを背負っていたせいか、腰はへろへろになるは、足を四個所ほど痛めるは、ほうほうの体で山荘到着。いつものように (ただし、今回はデポなし、フル装備で)、足慣らしにピラミッドピークへ向うが、登りは数歩ごとに休む状態。なんとか、独標に着いて、西穂側の下りも下りれたので、ちょっと安心。下りは使う筋肉が違うのか、わりと順調に小屋まで戻れた。なお、円山にかわいい標識が出来ていた。
この日は、晴のち曇、所により午後雷雨、という天気予報だったけど、一日良い天気。夕食後、弁当が出来るのを待って、さっさと寝る。
明日の日の出は 5:00 前。日の出前一時間は、薄明かりでヘッドランプ無しでも歩ける、独標まではヘッドランプだけで何も問題ない、というので、3:00 出発と思ったけど、3:30 出発の予定を立てる。
7/26、天気予報では、晴のち曇、所により午後雷雨。一応、無謀登山でないというつもりで、次の原則を立てる。
ぐずぐずしていて、3:48出発。けっこう起きている人が多いけど、誰も出発しない。いつもの小屋とは感じが違う。
小屋の前はガスで一杯、円山への登口もよくわからない。ここ数日の天気予報からみると、日が昇ってくるにつれ、必ず晴れてくるに違いないと思う。天気予報がはずれれば、途中から戻ればよい。天気良いけど、ぐずぐずしていて雷雨に会うほうが、よっぽど怖い、というので、迷わず出発。
その後、円山では独標がガスの中、独標では西穂がガスの中、といった状況。西穂のすぐさきの P1 (ピークワン) で食事 (朝食弁当の半分)。ここまで、足をかばっていたせいか、体力が非常に落ちているせいか、ザックがいつもの二倍は重いせいか、好調時より数十分余計に時間がかかっている。
6:57 いよいよ奥穂へ向けて出発。第一関門、赤岩岳手前の、20 M ほどの、チムニー状の下降も問題なく、撤収時の登りも問題無さそうなので先に進む。
赤岩岳までのペースは、いつもと同じ。笠ヶ岳や乗鞍方面は良い天気になってきている。奥穂方面はガスの中だけど。
8:07 間ノ岳。ペース、足、問題ない。前方の天気も良くなりつつある。でもここからは未知の世界。8:17 出発。
間ノ岳から間天のコルへの下り、たぶん 50 M 以上、一気に下降するのだけど、間ノ岳までの世界とは別世界だった。間ノ岳までの経験があるので、奥穂まで大丈夫だ、という思いは消しとんだ。でも、一歩一歩下りていくのに問題は無い。
8:43 間天のコル。ここで、前進か撤退か最終決断せねばならないのだけど、
などを考慮して、前進することにする。これからは、ビバークはあっても、撤退はない。(ここで、間ノ岳への登って帰りはいやだな、と思ったのだけど、これからのコースを考えると、撤退は考慮の対象だと思った。)
ここから登りで、9:07 天狗の頭。ここで朝食の残りを食べる。ここが最後の撤退場所。今回は前進のみ。9:18 出発。
9:41 天狗のコル。岳沢へのエスケープルートをチェック。取り付き数十メートル雪渓があるが、その後はカレ場が続いている。
ここからの上りのルートがよくわからない。上り下りしながら、畳岩尾根ノ頭になんとか過ぎて (過ぎたのも気がついていないのだが)、コブ尾根の頭に 11:20 に到着。ジャンダルムがガスの中、目の前にせまってくる。11:32 出発。
12:00 奥穂到着が、一応の目標なので、あまり時間は残っていないけど、良いペース。ジャンダルム手前のコルで、休んでいると、感じのよくない四人組パーティーが追いつく。時間がないので、ジャンダルムには登らず、奥穂に向う。
ここから、ジャンダルムトラバース、ロバの耳、馬の背、と緊張感が続く。
まず、奥穂へのジャンダルム信州側トラバースへの取り付きが、鎖およびボルト三本を頼りにしないと無理。鎖は使いたくないというポリシーもここまで。
ロバの耳の下り、三四回にわかれていて、なんだ、こんなものか、と思っていると次が現われる。一度鎖の世話になった気がする。
12:40 いよいよ馬の背。よく、馬の背にまたがって通ったという記事を見たけど、またがれるような所はごく一部。西穂からだと、上りなので、問題なく通過。
13:02 に奥穂高山頂に到着。このころには、山頂も好天にめぐまれていた。団体さんが、どんどん登頂してくる。涸沢で天泊しているというお兄さんに写真を撮ってもらう。その後、涸沢小屋までガイドしてもらうような状況になり非常に感謝。
13:46 穂高山荘、15:30 涸沢小屋。穂高山荘からの下り、ザイデングラートを下るのは二回目だけど、最悪な登山道だ。西穂 - 奥穂のほうがよっぽどまし。
西穂側より、ずっと天気がわるかったせいだろう、奥穂からの縦走者は、ここまで 3 人。西穂からの登山者も、間ノ岳で単独者に追いつかれるが、先に行かせてもらったあと、行方しれず。
ここ一年、あまり行けてないのだけど、インドアボルダリングをやっていたのは大きな力になっている。
馬鹿みたいに、ひたすら西穂高に登っていたのも、このコースの予習としてはよかった気がする。
今回の反省点、
先週の土曜日, 画廊 chemin に行ったついでに, 京都市美術館に「ボストン美術館展」を見に行った. 出品作品数は少い.