インド夜想曲

タブッキ著,須賀敦子訳「インド夜想曲」,今日の通勤の行き帰りで読了.

昨日,家にあったのを見つけたので,須賀さんの「ユルスナールの靴」を読んでいる途中だが,寄り道して読んだ.

以前,途中まで読んでいたみたいだが,ほとんど覚えていないので新鮮.

とても読み易い訳文で,須賀さんのエッセイよりすらすらと読める.

役者あとがきに,最後に「作者の言葉の意味をおぼろげながらさとるのである.」と書いてあるが,ちっともさとらことができない.

何故「ナイチンゲール」なんだ,読みとばしたところがあるんだろうか.

自分探しは永遠に続くはずだが,主人公は,納得したのだろうか.それとも,永遠に続くということを納得したのだろうか.