金箔

この春の秋野不矩展の図録を見ている.

金箔や銀箔がただの絵の具となって,すてきな色彩をだしていたのを目にうかぶように思いだした.

以前は金箔なんて,琳派のきんきらきんの絵の下地としか思わず,どちらかというと嫌っていた.

藤田嗣治の絵が,金箔を見直すきっかけ.

昨年,東京近代美術館で平山郁夫の絵を見たときに,金箔に対する思いがすっかり変った.

秋野不矩さんの絵を見て,さらに,金箔・銀箔の奥の深さに感じいってしまった.