====== ウィリアム・ケントリッジ ====== {{tag>}} ~~DISCUSSION:off~~ 例によって, 医者の日なので, 近代美術館へ「ウィリアム・ケントリッジ - 歩きながら歴史を考える」展を見に行く. William Kentridge なんて知らないよ, と思っていたら, 昨年, 新収録作品として見た, 円筒鏡面体投影作品「やがて来たるもの(それはすでに来た)」があったので, 知らない作家ではなかった. 一枚物の円筒鏡面体への投影絵は, 安野光雅だかの作品を「かがくのとも」で見た覚えがするが, 動画は, この作品が始めて. この作品も, 今回の初めて見る作品も, 共通して言える特徴は, 「手間暇」をかけた「ノスタルジック」な, 画像, 音楽. 映像作品が多く, どれも * 始まりがわからに, 終りがわからない, しかたないので, 二回ほど見て, 一周していることや, 始まりらしき場所がわかり, そこからストーリーを立て直してみる. * どの部屋もマルチスクリーンなので, 一編づつ見ていくと, そうとうの時間がかかる. * どうやら, マルチスクリーンの各作品全体で一つの作品を成しているものが多い. こちらにいたっては, 各作品を見たり, 全体を見たりして, 通常の四五倍の時間がかかる. とても, おもしらかった気はするのだが, 何がおもしろかったか言えといわれると, 言えないところが残念. でも, おすすめです.