お能,老木の花

一年ほどご無沙汰していた白州正子の本を読みだした. 今回は 3/4 程読み終えていた講談社文芸文庫の「お能/老木の花」.

お能は難しいものではなく,感じたままに見ればよい,と言ってくれるけれど,能楽堂に行くと,何を謳っているのだろうか,この所作は何を表現しているのだろうか,などと雑念ばかり.ぼおっとしていると,囃子方の音ばかり聞いていて,舞が目に入らない.

それとは別に,白州正子の文章は,いい.また,集中して読んでみようかと思うが,読まれるのを待っている本がうず高くつみかさなっている.