コルシア書店の仲間たち

今まで,何回か読もうと思った,須賀敦子「コルシア書店の仲間たち」読了.

五六年前,T も H さんも,須賀さんの本ばかり読んでいた.

どうしてだろうと,何回か読もうとして,読みはじめることができなかった.

一週間ほど前,久しぶりに手にとり,ちらと読むと,今回は読めそうだと思い読みはじめる.

今回はつりこまれて読んでしまう.今までと何が違ったんだろう.年を取ったせいだろうか.

に,まいってしまう.

書かれている内容ではなく,文章から浮き上がる須賀敦子さん自身に対する親和感が,みなを引きつけるのではないかと,今は思っている.