====== 小倉遊亀展 ====== {{tag>}} ~~DISCUSSION~~ 「没後 10 年 小倉遊亀展」を見に, 兵庫県立美術館に行く. この美術館も三度目か四度目なので, わりとスムーズにたどりつけた. 2005 年 10 月, 京都高島屋で「生誕 110 年記念小倉遊亀展」で, 始めて小倉遊亀に出会った. その時の感想が残っている. 「びっくりした。息苦しいくらい健康的。静物画でも、梅も桃も、茶碗も、みんな生き生きと自己主張。なんの変哲もないようで、日本画の静物画の中で特異な絵だった。とくに 60 過ぎてからの作品がよかった. 」 その後, 滋賀県立美術館の常設展で, まとまって作品を見た. 今回は, 個人蔵の作品も多く, ごく初期の作品や, 晩年の静物画が多く展示されていた. すがすがしい, 健康的, 背景・画面分割の妙, などと出展作品目録にメモしていた. 静物画はあまり好きではないのだけど, 小倉遊亀の静物画には抵抗感がなく, 見いってしまった. 105 歳の作品もよかった.